帯状疱疹予防接種について(50歳以上対象)
帯状疱疹は、体の左右いずれかに水疱を伴った発疹が帯状に発生する疾患です。80歳までに3人に1人が発症すると言われています。発疹には強い疼痛やチクチクとした痛みを伴い、一旦発症してしまうと発疹が2~4週間程度続き、発疹が治まっても帯状疱疹後神経痛と言って疼痛のみ消えずに長期間残ってしまうこともあります。そのため近年ではワクチン接種での予防という選択をすることがあります。
これまで帯状疱疹ワクチンは自費接種でしたが、
2020年3月1日から名古屋市においては帯状疱疹予防接種の費用助成が開始になりました。
対象者としては
1)名古屋市に住民登録がある方
2)接種日時点で満50歳以上の方
3)下記の条件にあてはまらない方(あてはまると助成が適応されません)
・2020年3月以降に公費で帯状疱疹ワクチンを接種したことがある(2回接種法なら2回とも終了した)
・2回接種法のワクチンを過去に1回でも受け(自費公費問わず)、その2回目接種が1回目から6ヶ月を超えて経過している
・2回接種法のワクチンを公費で1回でも接種した上での1回接種法ワクチン接種希望
ワクチンは2種類あります
A) 1回接種法の帯状疱疹ワクチン
これは従来から使われていた帯状疱疹ワクチンです
実際のところは水疱瘡ワクチンと同じものです
皮下注射、自己負担金 4,200円
B) 2回接種法の帯状疱疹ワクチン
こちらは新たに作成された帯状疱疹専用のワクチンです
初回から2~6ヶ月の間に2回目の接種をする必要があります
筋肉注射、自己負担金 2回で21,600円(1回10,800円)
効果としては2回接種法のものがやや高く、持続性もあると言われているようですが、
筋肉注射時の痛みに加え、薬剤自体の副反応による疼痛も強いそうです。
なお、いずれの薬剤も取り寄せになりますので、接種希望についてはあらかじめご相談ください。
※生活保護世帯、市民税非課税世帯の方は、自己負担金の免除制度があります。
(詳しくは、お住まいの区の保健センターまでお問い合わせください)
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